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2008.08.28

【第1章】第1話〜遅刻〜

2008.06.24
この物語は四音の日常を想像で描いています。
実際に行動した物語とは大きく食い違っているフィクションです。
登場人物は全員敬称を付けずに呼ばせて頂いています。
予めご了承下さい。



【第1章】
第1話〜遅刻〜


『眩しい・・・』
眠い目を擦りながら四音は朝の木漏れ日から逃げるように布団に頭を隠した。
しかし一度起きてしまった頭は活動を開始する。
自然と時計に目をやると針は午前11時を少し過ぎたところだ。

「やばい!寝すぎた!」
がばっと布団から飛び出しカーテンを開ける。
「昨日はちょっと狩りすぎたかな・・・」
ぶつぶつと独り言を言いながら遅い身支度を整える。
四音は前日に狩り仲間の沙柚と遅くまでバルル狩りをしていた。
今日は皆と狩りに行く約束をしているのだ。
約束の時間は午後2時。まだ時間は少しある。
遅い朝食はパンと玉子焼きに熱いコーヒー。
季節外れのクリスマスソングが流れる部屋で間もなく昼を迎えようとしていた。



モンスターから取れる様々なアイテムを集め、道行く人々に販売する。
強敵であるほど高価なアイテムが手に入りやすい。
四音はモンスター狩り専門の職業、剣士である。
毎日のように狩りに出かけ、高価なアイテムを求めている。



「遅い!」
待ち合わせの時間を20分程過ぎた時、とうとう内に溜めていた気持ちを発したのは四音と幼馴染のラーラーであった。
彼女は生まれた家柄、幼い時から両親に立派な巫女へと育てられてきた。
そんな彼女は両親の期待とは裏腹に20歳になった日を境に四音と共に冒険に出てしまったのである。
もちろんその計画を企てたのは四音である。
ラーラーと一緒にあの夢を叶えるために。

「本当だね・・・」
ぼそっと相槌をうったのは沙柚であった。
沙柚も昨日遅くまで狩りをしていた影響で、眠気が完全には覚めていなかった。
沙柚は四音が所属する〜お花の遊び場〜というリングのリーダーである。
元々は違うリングで一緒に活動していたメンバーだった。
ある日、四音から夢の話を聞き、その夢を追いかけるために別のリングを作ってくれたのである。
沙柚の力はリングの支えとも言える癒し。疲れた体を回復させる事が出来る特異体質であった。

「いつもの事でしょ」
日常の事になりつつある四音の遅刻。もう彼女は慣れていた。というより呆れ果てていた。
待ち合わせ時間より早く着いてしまったほのかはウィンドショッピングで時間を潰していた。 もう1時間は待っている。
彼女も元々違うリングで四音と一緒に活動していた。
夢の事は聞いていないが、仲の良かった沙柚がリングを作ったので一緒に移動してきたのだ。
露店でアイスクリームを買い時間を潰していたが、随分と前に食べきっていた。



多くの通行人が行きかうアップタウン。多くの露店が出店し朝から夜まで常に賑わっている。
待ち合わせ場所はアップタウンの南側にいるギルド商人の近く。いつもの場所だ。
誰も待ち合わせ場所を約束したわけではない。いつも約束は時間だけ。
それでもいつの間にかここに皆集まるようになっていた。



「ごめーん」
特に焦りもせずに詫びを入れながら四音が顔を見せた。
『やれやれ…』
誰も口にはしなかったが、呆れ顔は隠すつもりもなかった。
0115.jpg



やっと約束をしたメンバーが集まったので、狩場の相談が始まった。
「最強の魔獣は先週倒したけど、サーロインだったよね」
残念そうに呟いたのはほのか。

「サーロイン出ただけいいじゃん!この前の半漁人なんて何も落とさなかったでしょ」
ラーラーにとってドロップがなかったモンスターの名前など覚える気もないようだ。

「半漁人って…」
四音は苦笑い。

「で、今日はどこへ行こうか」
やっと沙柚が趣旨へ戻す。さすがはリーダーである。

「古代生物が棲む森へ行かない?」
ラーラーから珍しくまともな答えが返ってくる。

「久し振りだね。マイマイ遺跡行くのって!マザードラゴン狩り!」
ほのかが笑顔で応える。

「よし!じゃあ今日はバオバブの森に行ってブースト狙いだね」
沙柚の一声で皆やる気満々の表情だ。

マイマイ遺跡に向かうのは実は久し振りではない。
いつもこんな感じで適当な事を言いつつ、狩場が決まっているのだ。
そもそも四音と沙柚は昨日もマイマイ遺跡でバルル狩りをしていたのだから。
マザードラゴンはバルルがいるもっともっと森の奥。
一向は颯爽と四音の飛空挺へと移動した。



「何だかジメジメしてるね…」
もうすぐマザードラゴンが棲む森も近くなり、太陽が深い森で隠され地面まで日が届いていない地へ足を踏み入れた一向。
嫌な顔をしながら四音は言った。

「ここで全滅しちゃったら誰も助けてくれないよね…」
ラーラーもブルーな気持ちになりつつあった。

「なーに暗い顔してるのよ!これからマザードラゴン探してブースト手に入れるんでしょ!」
いつもお花の遊び場を盛り上げるのは沙柚の役目である。

「そうよね!じゃあみんな手わけして探しましょうか」
四音もやる気を見せ皆に声をかけ最初にバオバブの森へと駈けて行った。
0107.jpg



4方向に散らばりマザードラゴンを探す。
なかなかドラゴンは顔を出さない。
探し始めて1時間は過ぎただろうか。
『今日は会えないのかな…』
四音がそう思った時、何か近くで息を潜める気配に気づく。
当たりを見廻すが何もいない。
四音は鋭い感性で気配を探る。
手にしたレーザーブレードを構える。

『やばい…』
何かが聞こえた。確かに今、人の声がした。
『人?』
声のした方向を鋭く睨む。

「あ!」
四音が声を出す。
「なーんだ、ほのかかぁ。びっくりしたぁ…サボり発見!」
0110.jpg

そう、そこに息を潜めていたのはマザードラゴンが見つからなく疲れて休んでいたほのかであった。

「サボりじゃない…ちょっと靴ひもがほどけていただけさ」
結局見つかってしまいつまらない言い訳をするほのか。



『ガサッ』
「え?」



第1話〜完〜
次回の物語をお楽しみに☆
See you next Story♪

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Comment

No title

久しぶりっこw

また、なんか物語が書かれてるw
もうすぐ学校の時間だってのに、読みいってしまったw
しーたん文才あるねwwww
本当に小説みたいで楽しく読める(★>∀<)ノヨッ♪
続きが気になるから、また暇なとききまーすσ(゜-^*)ネ♪

キター!

シンちゃ>
ちょーーーーーおひさ!!
ちょっとビックリしたよ><;
生きてた??w
なーんて…噂はちょっと聞いてたよーw
早くECOにおいでよ!2週間で飽きたとか言わずにww
また一緒に冒険しようよ><
やるならフリージアサーバーだよっ!w

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